Description
貴族の娘ユリア・シュライヴァは、聖イジョルニ帝国の領主である父ヘクトルと共に、古くから呪われた地と恐れられるレーエンデ地方へと旅立つ。家に縛られ、自分が空っぽであることを自覚していたユリアは、結婚や淑やかさだけを求める親族から逃げ出すように父の旅に同行した。レーエンデでユリアが出会ったのは、琥珀の瞳を持つ寡黙な射手トリスタン・ドゥ・エルウィンだった。空を舞う泡虫、はるか天へ伸びる乳白色の古代樹、湖に建つ孤島城。ユリアは神秘的なレーエンデの自然と文化に強く魅了され、森の民であるウル族と暮らし始める。そこで初めての友達を作り、初めての仕事を経験し、初めての恋を知る。親族の駒でしかなかった少女は、レーエンデで帰るべき場所を得て大きく成長していく。しかし時を同じくして、建国の始祖の予言書が帝国全土に争乱を引き起こす。レーエンデには銀呪病と呼ばれる不治の風土病が蔓延しており、全身が銀の鱗に覆われて死に至るこの病が土地への恐れを強めていた。トリスタン自身も銀呪病に侵されており、その秘密を抱えながらもユリアへの想いを告げることなく、病で視力を失いつつあるヘクトルの目となって支える道を選ぶ。レーエンデを守るため、ユリアは帝国の存立を揺るがす戦いの渦中へと足を踏み入れる。やがて彼女はレーエンデの神秘的な力である幻の海によって父を知らぬ子を身籠り、その子は神の子とも悪魔の子とも呼ばれることになる。帝国軍の侵攻によりレーエンデは支配され、トリスタンはユリアとレーエンデの未来を守るために自らの命を犠牲にする。ユリアは後にレーエンデの聖母と呼ばれる運命を辿り、彼女が始めた自由への戦いは次世代へと受け継がれていく。物語は各巻ごとに約百年単位で時代が移り変わり、主人公も世代交代しながら、レーエンデの独立と自由を求める人々の戦いを描く。第二部では名家の生き残りルチアーノと怪力無双の少女テッサが出会い、レーエンデ東部の村を舞台に新たな革命の物語が紡がれる。第三部では天才戯曲家リーアン・ランベールとその双子の弟アーロウが、帝国によって存在を消された英雄テッサの真実を描く戯曲を作り上げ、希望の灯りをともす。第四部では四大名家の嫡男レオナルド・ペスタロッチと異母妹ルクレツィアが夜明け前の暗闇に立ち向かい、革命を起こす。全五巻で完結が予定されており、各世代の登場人物たちの信念と葛藤、そして受け継がれる自由への願いが壮大に描かれる。
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Staff
- Original storyRei Tasaki
- ArtNezu Usugumo
- Original Character Designjiji
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