Description
元伯爵令嬢ナタリー・ペディグリューは戦争の代償として他国の貴族であるユリウス・ファングレー公爵のもとへ嫁ぐ。嫁ぎ先では姑や使用人から激しい嫌がらせを受け、産んだ子であるリアムは姑に奪われ、実母である自分を悪者だと教え込まれる。四年間リアムと一度も会えず、ようやく対面した息子から「悪い奴だ」と言われたナタリーは絶望し、夫であるユリウスに「死んだ方がましですわ」と叫ぶ。するとユリウスは即死の異名を持つ短剣を差し出し、「死んでみろ」と挑発する。ナタリーはその短剣を自らの胸に突き立て、命を絶つ。しかし目を覚ますと、十年以上前の十八歳の頃、幸せだった日々に時間が戻っていた。まだ両親は存命であり、母は後に致命傷となる刻点病を発症する前の状態だった。ナタリーは未来の知識を活かし、母の病の特効薬を求めてフランツ医師のもとを訪れる。そこで偶然咳をする第二王子エドワードと出会い、一族に伝わる治癒魔法で治療を施す。納得したナタリーは、病と戦争で両親を失い、やがて漆黒の騎士と呼ばれるユリウスに嫁ぐ運命を回避しようと決意する。過去での最初の行動として、母の特効薬を入手する手筈を整え、帰路で賊に襲われるが、ユリウスの介入で助けられる。彼の態度はかつてと異なり、ナタリーに外套を掛けて屋敷まで送り届ける。一方、ユリウスへ強い警戒心を抱くナタリーはこれ以上関わらないように努める。王家主催の舞踏会の準備が進む中、ナタリーは父へのサプライズを計画し、侍女と買い物に出かける。街中でユリウスの母とおぼしき人物を目撃するが、その場を離れる。帰路で騎士団員に絡まれているところを再びユリウスに救われ、ナタリーを守らせてほしいと申し出られる。舞踏会当日、ナタリーの元に二着のドレスが匿名で届く。獅子と鷹の家紋からそれぞれエドワードとユリウスからの贈り物と推測し、父からもらったドレスを選ぶ。舞踏会でエドワードにダンスへ誘われ、踊っている最中にユリウスの母が令嬢を激しく責める声が聞こえる。ナタリーは仲裁に入るが、ユリウスの母はナタリーに魔法攻撃を仕掛ける。その攻撃をユリウスが身を挺して庇う。ユリウスの手の怪我を治癒魔法で治療したナタリーは、擦れた踵をユリウスに手当てされ、自分を救ってくれたと言われる。その言葉に困惑しながらも、ユリウスと別れる。その後エドワードから求愛めいた言葉をかけられ、混乱する。その後、エドワードの働きで王家転覆を企てた宰相派閥が捕らえられ、未来が変わり始める。母に特効薬が投与され快方に向かうが、宰相派の脱獄と亡命、さらに第一王子の死亡と開戦の兆しが重なる。ナタリーは父を救うため戦場へ向かい、父に槍が向けられた瞬間にユリウスが飛び込んで庇う。ユリウスは重傷を負い昏睡状態に陥る。彼の過去が明らかになる。ファングレー家には代々増え続ける魔力が呪いとして受け継がれており、ユリウスは幼い頃から発熱や先代たちの声に苦しめられてきた。暴走が止まらなくなった時は国のために死ぬよう命じる手紙と即死の短剣を父の遺品に見つけ、自分は距離を置くべきだとナタリーに冷たく当たってきた。母の虐待も正しくあるためだと受け入れていた。ナタリーの死後、激しい後悔に苛まれたユリウスは、ナタリーと同じく過去の記憶を持ったまま時間を遡っていたことが明らかになる。昏睡状態から回復したユリウスは、ナタリーの父を守った借りを返すと伝え、自らも逆行していることを認める。ナタリーは怒りと疑問をぶつけるが、ユリウスは「赦さなくていい」と応じる。その後ユリウスはリハビリを兼ねてペティグリュー領に滞在し、ナタリーの母の計らいで二人で観光に出かけるなど、少しずつ距離を縮めていく。逃亡した元宰相の陰謀はさらに深まり、ユリウスの母の背後にその存在がちらつく。ペティグリューの地下遺跡での騒動を経て、エドワードは武闘祭を開催して元宰相をおびき出す計画を立てる。ユリウスも武闘祭への参加を宣言し、ナタリーをめぐる二人の想いが正面からぶつかり合うことになる。物語はナタリーが自らの運命を変えるため奔走する中で、ユリウスが贖罪と真摯な想いを抱えて接し、彼の家系に刻まれた呪いやナタリーに強く執着するエドワードの存在も絡みながら、絶望の未来を回避するための第二の人生が描かれる。
Comment(s)
Staff
- Original storyShiro Etō
- ArtRam Araragi
- Original Character Designwhimhalooo
Recommendations
Empfehlungen auf Basis gemeinsamer Kategorien.






